塩について

塩は悪??

結論から言うと、現代では「塩分=悪」と単純化されがちですが、本質的には誤解が多いです。
塩分そのものが悪者なのではなく、摂り方・量・質・体の状態が問題です。


ポイント
・塩分=悪 → ではない
・問題は「量 × 質 × バランス」
・発酵食品と一緒に摂る塩は、意味が違う

なぜ「塩分=悪」になったのか

① 高血圧との関係が強調されすぎた
確かに「過剰な塩分摂取 → 高血圧 → 心疾患・脳卒中リスク増」という関連はあります。
ただしこれは主に、次のような要因とセットで起こるケースが多く、塩だけを切り取った話ではありません。
  • 加工食品中心
  • 運動不足
  • カリウム・マグネシウム不足
  • ストレス過多
② 加工食品の「隠れ塩分」が増えた
現代人の塩分の多くは、次のような食品から来ています。
  • カップ麺
  • 惣菜
  • 菓子パン
  • スナック菓子
  • 外食
問題なのは、「自然な塩」ではなく、精製塩+添加物+糖質+脂質の組み合わせになりやすいことです。

③ 医療・行政は「一律基準」を作らざるを得ない
国の基準は、たとえば次のような方を想定して作られがちです。
  • 高血圧の人
  • 運動しない人
  • 高齢者
そのため「塩分は控えましょう」という分かりやすいメッセージになり、結果として「塩=悪」というイメージが定着しました。

本当に大切な視点

塩は「必須栄養素」
塩(ナトリウム)は、次の働きに不可欠です。
  • 神経伝達
  • 筋肉の収縮
  • 体液バランス
  • 胃酸の材料
ゼロにすると、確実に体調を崩します。

問題は「量 × 質 × バランス」
  • 摂りすぎ → 問題
  • 摂らなさすぎ → もっと問題
特に現代人は「汗をかく」「ストレスが多い」「発酵食品・海藻不足」なのに、
「減塩」だけしている人が多いです。発酵・和食の視点から見ると、ここがとても重要です。


発酵・和食の視点から見る「塩」
たとえば次のような食品は、塩分と発酵がセットになっています。
  • 味噌
  • ぬか漬け
  • 醤油
  • 塩麹
これらは、塩分+発酵によって
  • ミネラルの吸収が良くなり
  • 腸内環境を整え
  • 塩の刺激が緩和されます
同じ塩分量でも、「発酵を通した塩」と「加工食品の塩」は別物です。

まとめ(とても大事)
  • 塩分=悪 → 間違い
  • 塩分の「摂りすぎ・質の悪さ・バランスの悪さ」が問題
  • 発酵食品と一緒に摂る塩は、体にとって意味が違う
  • 減塩より「整塩(ととのえる塩)」という考え方が必要